カリフォルニア >「A」で始まるワイナリー >Araujo Estate 【アロウホ】アラウホ】:カリフォルニアワインのYANAGIYA - 12b05

2019-10-02

アイズリー(アイズル)・ヴィンヤード カベルネ・ソーヴィニヨン カリストガ(ナパ・ヴァレー) [2015] (正規品) Eisele (Araujo)
【RP100点】確定
■ラトゥールの兄弟銘柄となった「カリストガの至宝」。
改変後は四年で三度の登頂。

【Eisele Vineyard Cabernet Sauvignon Napa Valley 2015】

【旧】アラウホ  →→  【新】アイズリー・ヴィンヤード


旧:アラウホ→新:アイズリー・ヴィンヤード

’10年ヴィンテージをご紹介させて頂いた際、五大シャトーでお馴染み 『シャトー・ラトゥール』 のオーナーでもあるフランソワ・ピノー(アルテミス・グループ)がアラウホを買収したニュースをお伝えしました。

従来から、「2014年1月までは現体制が継続される」…とされていたものの、その後の動きは未定でした。しかし2016年5月、アラウホは’13年ヴィンテージより自身が代名詞として誇る歴史的畑、『アイズリー・ヴィンヤード』 を新たにワイナリー名称とし、ラベルを含めたリニューアルを行うことを発表。いよいよそのワインたちがリリースを迎えました。

※ '13年より名称・デザインが新しくなりました。
←上段が只今お届け中の新ヴァージョン、下段が旧デザインです。

…と、いうことで、新生アイズリーも今年で3年め。
外国資本…それも超巨大コングロマリットの傘下に入るのは寂しい…との声も多かったアラウホの買収劇。リニューアルには一抹の不安もありましたが、元々現地ではアラウホのカベルネを指して「アイズリー」と呼ぶことも少なくなかったうえ、ラベル・デザインやチームにも極端な変更が無かったことから、さほど違和感無いリニューアルに落ち着きました。

違和感はむしろ、その中身のほうでしょうか?ラトゥールの総支配人、フレデリック・アンジェラ指揮の新体制となってから、次期’16を含め、四年で三度の【RP100点】。ヴィンテージの傑出度によるものなのか、それとも畑のポテンシャルがより引き出された結果なのでしょうか。

それにしても、この名称変更を見ても判るように、フランソワ・ピノーが欲したのは、アイズリーの畑のみでした。この一つの畑を入手するためだけに、他地所、建物、そして在庫まるごとを、100億とも言われる資金を投じて買収したのですから、彼らの入れ込みようが良く判ります。

その後の、ちょっと「出来過ぎ」とさえ思える躍進を見ても、単に欲しただけでなく、自分たちであれば、この地で更なる展開を見せることができる…との自信があったのかもしれませんね(因みにアラウホ夫妻はオークヴィルとセント・ヘレナに新に畑を購入し、ミシェル・ロラン×フランソワ・ペションというアラウホ時代と同じメンバーに加え、スティーヴ・マサイアソンを醸造家として新たに 『アセンド・セラーズ』】Accendo Cellarsを立ち上げています)

『アイズル・ヴィンヤード』…ナパで最も偉大なグラン・クリュ。
その歴史をも含め、ナパで最も重要な畑の一つとされるアイズル(アイズリー】Eisele】左画像)。始まりを紐解くと1880年代まで遡ることが出来、当時はジンファンデルやリースリング(!)が植えられていたそうです。カベルネ最初の植樹は1964年。5年後の1969年に、畑名の由来でもあるミルトとバーバラのアイズル夫妻が購入します。夫妻の育てた葡萄はたちまち評判となり各方面に出荷されますが、特にここからの果実を気に入り、最初にアイズルの畑名入りワインを手掛けた造り手がリッジやフェルプス(>>こちら)。リッジ×アイズルは後にオークションで$3,000の値が付いた事も。

成功を収めたアイズル夫妻は晩年、引退を控えて畑の売却を算段し始めます。アイズルの名を高めた最大の立役者はやはりフェルプスでしたから、夫妻はフェルプスの二代目、ジョー・フェルプスにまず最初にオファーを出しました。誰もがフェルプスが購入すると思ったアイズルでしたが、ジョー・フェルプスはこの話を断ります。そして次点として話が来た先こそが、前オーナーのバート&ダフニのアラウホ夫妻だったのです(ちなみにこのとき畑の売却を担当した人物が、当時不動産屋だったジーン・フィリップス…スクリーミング・イーグルの創設者)。

「これほどの畑を、何故フェルプスは買わなかったのか?」

その理由は恐らく「土地が大きすぎ、畑が小さすぎた」から。アイズルの畑は14haしかありませんでしたが、売りに出された土地はそれを含めて55haもありました。畑を手に入れるためだけに、土地55haぶんの資金を投入することは躊躇われたのでしょう。フェルプスはまた、土地の購入者から、畑をレンタルするか或いは果実を買い付けたほうがベターだとも考えたのだと思います。しかし、それは叶いませんでした。なぜならアラウホ夫妻がここからワインを造り始めたからです。

1991年、この畑から二つのワインが造られました。一つはアラウホの最初のワイン。そしてもう一つは、フェルプス×アイズル最後のワインでした。後に開かれたアイズル・ヴィンヤードの25周年パーティにて、ジョー・フェルプスは当時を振り返ってこう漏らしました…「人生最大の過ちは、アイズルを購入しなかったことだ」と。


(↑外部供給先にて造られた、歴代アイズル産シングル・ワイン)

Wine Advocate #233(2017.11)より 【RP100点

「Medium to deep garnet-purple in color, the 2015 Cabernet Sauvignon charges from the gate with exuberant red and black cherries notes, black currants and mulberries with a beautiful roses and lavender perfume, plus hints of sandalwood and cinnamon stick. Full-bodied, concentrated and downright explosive in the mouth, it is still wearing loads of gorgeous puppy-fat fruit flavors, offering suggestions of the complex, multilayered blockbuster that it will emerge into. The structure deserves its own mention: wonderful, seamless freshness and oh-so-fine, pixelated tannins, with an extraordinary persistence of fruit and mineral nuances. Wow.」

流行に右往左往することなく、クラシック・スタイルの不動王者として、はたまた真のテロワール体現者として朽ちる事を知らないこのカリストガの至宝には、ロバート・パーカーも「偉大なワインと呼ばれるに足る不可欠要素の全て備をえている」と表彰。

’12年より一部では待望論もあったカベルネ・ソーヴィニヨン100%となり、その全てがアイズリー・ヴィンヤードから。畑は1998年からオーガニック農法を、2000年からバイオダイナミックの原理による農業を実践。2002年にはナパでも数少ないデメター認定を受ける、ナパ屈指のオーガニック・ヴィンヤードでもあります。

カリストガの至宝は、いま世界随一のカベルネへ…。

■パーカー監修アドヴォケイト誌100ポイント

≪旧アラウホ≫
[RP100点] 
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